ミステリー

いつもの日記

「六法推理 五十嵐 律人(著)」を読んだ感想

霞山大学法学部の学生古城行成が無料で法律相談を受けるサークル「無法律」に、貧乏経済学部三年の戸賀夏倫が依頼を持ち込んできて、大学で起こっている色々な事件について解決してゆくというミステリー。  五話構成の短編になっていました。行成と夏倫とで...
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「不可逆少年」(五十嵐 律人 著)を読んだ感想

犯罪を犯した未成年者の更生を仕事とする家庭裁判所調査官の瀬良真昼は、とある重大事件の関係者が次々と新たな事件に巻き込まれいることに気付き、大元となった事件の真相の解明に乗り出す。という感じでストーリーが進んでいきます。一応大元となる未成年者...
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冷たい檻(伊岡 瞬 著)を読んだ感想

簡単にまずあらすじを。内密に公安に所属する交番勤務の警官が行方不明になった。複雑な利権がらみの調査を専門とする調査官樋口透吾は、事件の背景を探るため単身北陸の寒村に乗り込む。そこでとある複合福祉施設に行きついて、施設に隠された秘密を解き明か...
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少女ノイズ(三雲岳斗 著)を読んだ感想

頭脳明晰だけどワトソン役の主人公の前ではぐーたらしてるホームズ役の齋宮冥とで、殺人事件の謎解きに挑むというミステリー本。  各章にひとつのエピソードがあってそれぞれの事件は完結しているスタイル。そのためなのかちっょとインパクトが弱いような気...
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偶然にして最悪の邂逅(西澤 保彦 著)を読んだ感想

短編ミステリー集でした。ただ謎解きではあるけど、事件や出来事にたいしてどうしてこうなったのかのプロセスを楽しむようなスタイルをとっています。ちっょと趣向が変わっているという印象でした。読みやすい。あと星新一のショートショートっぽいような雰囲...
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ムゲンのi(知念 実希人 著)を読んで

「ムゲンのi」を読みました。半分医療ミステリー半分ファンタジー本で変わった感じがする本でした。  ざっくりあらすじを解説すると、新米医者である主人公愛衣があることをきっかけに自身が担当するイレスと呼ばれる謎の昏睡病に陥った患者たちの夢に入り...
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隻眼の少女(麻耶 雄嵩 著)を読んで

わけあって父親殺しをして人生に絶望していた主人公の青年種田静馬は、死に場所をもとめてとある温泉宿に逗留していたのだが、偶然連続殺人の容疑者として疑いをかけられてしまう。そこを見習い探偵「御陵みかげ」に助けられ助手見習いとして事件の解決にみか...
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生まれつきの花 (似鳥鶏 著)を読んだ感想

現代であるが別の世界線が舞台で、この世界では「花人(かじん)」と呼ばれる新人類が生まれるようになっている。花人は、容姿端麗で性格も誠実なので社会的に成功をおさめる人も多いのだが、一方で格差社会の一因ともなり、一般の人々から妬みを買って社会問...
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窓の外は向日葵の畑 (樋口有介 著) を読んだ感想

高校生「青葉樹」が所属する江戸文化研究会の部長「高原明日奈」の失踪から、次々と事件が起きてしまう。謎の解明に主人公たちが挑むというストーリー。  最初は高校生の男子である「樹」が物語をリードして話が展開するのですが、途中から元警察官のお父さ...
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五色の殺人者(千田 理緒 著)を読んだ感想

あらすじは、高齢者のグループホームあずき荘で殺人が起き、そこに勤める新米介護士メイが同僚のハルとともに事件の謎をおっていくというストーリー。  入居者が犯人のシルエットをちらっとみたと証言しているものの、犯人の着ていた服の色に対する証言が全...