ムゲンのi(知念 実希人 著)を読んで

ムゲンのi(上) (双葉文庫)
若き女医・識名愛衣は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件と難病に挑む。 眠りから覚めない四人の患者、猟奇的連続殺人、魂の救済〈マグイグミ〉――すべては繫がり、世界は一変する。 予測不可能な超大作ミステリー、2020年の本屋大賞ノミネート...

 「ムゲンのi」を読みました。半分医療ミステリー半分ファンタジー本で変わった感じがする本でした。

 ざっくりあらすじを解説すると、新米医者である主人公愛衣があることをきっかけに自身が担当するイレスと呼ばれる謎の昏睡病に陥った患者たちの夢に入り込み、ククルと呼ばれるナビゲート役のマスコットとともに夢幻の世界を旅しながら、魂の救済をして事件の謎に挑むという物語。

 面白かったです。ギミックもおもしろくうまいなぁと思いました。また、家族愛に重点を置いて書かれている本で、ほろっと読者をその気にさせるぐらい表現が良くてその点も良かったです。安定の知念本。

お勧め度・・・★★★★☆(星4つ)~★★★★☆彡(星4つ半)。

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