小説

最近読んだ小説

いつもの日記

悪いうさぎ(若竹 七海 著)を読んだ感想

まずはあらすじからざっと。表紙のイラストはなんかハートフルストーリーっぽい感じですが、違います。立派なサスペンスでした。 主人公は、調査会社の30歳ぐらいの女性調査員「葉村晶」。家出少女を連れ戻すところから物語は始まり、その家出少女繋がりで...
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五つの季節に探偵は(逸木 裕 著)を読んだ感想

こちらも人が死なないミステリーです。ごくざっくりあらすじから。主人公は成人した後探偵になるのですが、物語はその探偵となる前の学生時代から数年単位の時間経過に合わせて各章ごとにエピソードを配置した感じになっています。10年越しのストーリーにな...
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わたしが消える(佐野広実 著)を読んだ感想

まずはあらすじから。主人公は、20年前にとある事情で警察を辞めて現在はマンションの管理人をしている男性。物語冒頭医者から認知症の疑いがあると宣告され、娘にその事実を告げようか悩んでいるというところから物語は始まります。そんな折り、福祉施設で...
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本と鍵の季節(米澤穂信 著)を読んだ感想

まずざっくりあらすじを。とある高校の図書委員の男子二人組が、日常に潜む事件を解いてゆくという人が死なないライトミステリー。 二人主人公で、常識人っぽい子の方が語り部であり、相方は皮肉屋だけど切れ者という設定で、春に物語が始まり各季節毎に事件...
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うらんぼんの夜(川瀬 七緒著)を読んだ感想

クローゼットファイルの作者さんの本。まずざっくりとしたあらすじを。福島の田舎の高校に通う賢くて行動力もある奈緒という女子高校生が主人公なのですが、村の因習にほとほと嫌気がさしていて一日でも早く東京に出て、この息が詰まりそうなこの村から出てい...
いつもの日記

幸 -SACHI- (香納 諒一著)を読んだ感想

刑事ものですね。まずざっくりとしたあらすじを。過去に警察の冤罪事件を暴いたことで左遷された所轄刑事の寺沢は、通報により廃アーケード街にある店の前にしゃがみこんでいるという徘徊老人の保護に向かう。そこで自分が今度から寺沢の相棒を務めるという一...
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クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介(川瀬 七緒著)を読んだ感想

初めて読む作家さんの本です。ライトタッチな感じのミステリー。主人公の本業は仕立て屋さんなのですが、服の状態からその着ている人の健康状態から家庭環境まで推測できてしまうという特異能力の持ち主。持ち前の正義感から警察に協力して過去の未解決事件を...
いつもの日記

トリカゴ(辻堂 ゆめ著)を読んだ感想

ざっくりあらすじから。産休戻りの蒲田署の刑事「森垣里穂子」は、後輩の育成に励みながら日々の業務をこなしていた。そんなある日、盛り場で殺人未遂事件が起き容疑者の若い女を取り調べることになったのだが、容疑者は無戸籍でさっぱり情報が得られないとい...
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水底フェスタ(辻村 深月著)を読んだ感想

さて、「傲慢と善良」より面白かったと言いたいもう一つの辻村作品の方の感想です。 さっくりあらすじを。 舞台は信州の寒村。音楽フェスタを地元に呼び込むことでてこ入れに成功したそんな村の村長の息子であり進学校に通う高校生の涌谷広海が、フェスタ会...
いつもの日記

傲慢と善良(辻村 深月著)を読んだ感想

本屋さんの平台に今も置いてる新書ですね。読みました。 ほんの軽くあらすじを。若い時はもてたが今はさっぱりな会社経営の40代男性と世間知らずのまま生きてきた30代の女性の二人が婚活を通して知り合い、結婚まであと半年というところで女性の方が失踪...