小説

いつもの日記

秋期限定栗きんとん事件(上下) 小市民シリーズ(米澤 穂信著)を読んだ感想

「小市民シリーズ」三作目。今回は上下巻に分かれる長い作品ですね。まずざっくりあらすじを…。前作で小佐内さんの策士ぶりに愛想をつかしてコンビを解消した小鳩君に彼女が出来たというところからストーリーは始まり、一方の小佐内さんサイドでも新聞部の後...
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氷菓(米澤 穂信著)を読んだ感想

「小市民シリーズ」を今読んでいる途中なのですが、それ以前の「古典部シリーズ」はまだ読んだことなかったなあということで、古典部シリーズの一巻目にあたる「氷菓」を読みました。京アニ制作のアニメにもなっている有名な作品ですね。感想だけいうと、「小...
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夏期限定トロピカルパフェ事件(米澤 穂信著)を読んだ感想

小市民シリーズの二作目ですね。今回は出だしに主人公達の知恵比べみたいな踏み台となるショートストーリーがあって、そこからメインストーリーに進んでいくというストーリー展開になっていました。全部読み通した感想は、かなり良い出来映えでした(いい本だ...
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春期限定いちごタルト事件(米澤 穂信著)を読んだ感想

学園もののライトミステリー。なにやらおいしそうなタイトルのシリーズなので前から気にはなっていたんでシリーズ全作読むつもりです。今回はその第一弾。主人公は、とある進学校の高校一年の男女二人組。「めざせ小市民的平穏と生活」とかいう共通の目的の為...
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「夢は枯れ野をかけめぐる」(西澤保彦著)を読んだ感想

ざっくりとまずあらすじを…。冷静で優秀なのだが苦しかった生い立ちからか、自分や人生というものをいつもネガティブに考えている主人公。会社のリストラをきっかけに50歳を前に早期退職した後、つつましく残りの人生どう生きていこうかと考えながら日々を...
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「嘘か真言か(五十嵐律人著)」を読んだ感想

今回読んだ本は…ちょっとあらすじをうまく要約しにくいんですが、すごく簡単に要約すると、とある架空の地方裁判所を舞台に着任したての見習い判事の主人公日向由衣が、(キカイ)とあだ名される先輩判事紀伊真言の裁判を、まずは傍聴席で自分の裁判の模様を...
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「明智恭介の奔走(今村 昌弘著)」を読んだ感想

『屍人荘の殺人』で初登場なのにいきなり死んでしまった明智先輩の活躍を描いた短編集。この短編集の中では、酩酊して帰宅した次の日の朝にびりびりに破けた自分のぱんつの謎に挑む3番目のストーリーが一番面白かったです。面白いキャラだけに早々に死なせて...
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「バスクル新宿(大崎 梢著)」を読んだ感想

これも、投稿した記事が飛んじゃったので改めて覚えているかぎりの感想を書き直しました。遠距離バスのターミナルバスクル新宿を接点とした五つの物語で構成されるライトミステリー。日常に潜むちょっとした不思議を探しながらもハートフルストーリーになって...
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「愛されてんだと自覚しな(河野 裕著)」を読んだ感想(改)

昨日書いた通り、データベースの参照間違いに気づいて直した結果、感想文も半年分吹き飛んでしまったので改めて覚えているものだけでも感想文を改めて書きます。ざっくりどんな話なのかを要約すると、嫉妬深い神様にかけられた呪いによって千年の間輪廻転生を...
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「追想の探偵」月村了衛 (著) を読んだ感想

特撮が大好きな「人探しの神部」という異名を持つ女性編集者である神部実花(ミカ)が、自身が担当する古い時代の特撮ものの雑誌に掲載する記事を書くため、お蔵入りしていたアイテムから、忘れられてしまった過去を人と人を繋ぐ線を辿っていくことで謎を解き...