Blenderを学習してたり

前から興味はあったけど、私のオンチップのグラボのみの省エネPCでBlenderがまともに動くのかよく分からないかったので長らく放置していましたが、一念発起してやるだけやってみようかと入れてたらまあまあ動いたので、初級本をここしばらく何冊か買ったり借りたりして学習していました。Blenderについて何も知らない状態でしたが、初級本の系統がドールハウスみたいなものを作るものと、VRChat(アバターを使った動画配信程度しか知らない)のアバターとして使えるようなものを作るものがあるのも分かりました(ちょっとだけ詳しくなりました)。

人体モデルをつくる系の本は、過去にメタセコイアでちょっと作ってその大変さに根をあげて降参した経験から、今回も時間かかるだろうなと思ったら想像の三倍は大変なことになりました。アバターを自作している人たちほんと辛抱強いんだなーと思いました。

イラスト描きが恋しくなってくるほど堪能(大苦戦)したので、「BlenderリアルタイムCGキャラクター制作入門」についてやってみた感じの感想を書いておきます。

Blender リアルタイムCGキャラクター制作入門
3DCG作成ソフトBlenderで、アニメ、イラスト風の3DCGキャラクターを作る書籍です。モデリングするだけでなく、UnityやVRChatで動かすことまで解説します。そのため、リアルタイムCGで動かすことを前提にした作成方法、ノウハウを...

秀和システムから出ていて2023.8.26が初版で、今2025.6月なので、ちょっと古くなりつつあり、モデルを作っていると本の画面設定の指定がちょこちょこBlender4.3の画面と微妙に違うので改訂版が出るのを待ってもいいかも。結構高い本ですし(しかし700ページという普通の本の二倍の厚さがあるのだ。ぶ厚いし重い)。

いい点は、説明を丁寧に書いてくれているので理解しやすいところ(読み返した時、すぐ思い出せたり再度学習しなおせるのがいい本)。

悪い点は、ちょこちょこ本が説明している状態と現在作成してるデータの状態が一致しないところか(結局、サンプルデータを開いて実際のその章の完成データの状態を確認する事になる)。

まーあと分かり切っていることなんですが、トレースして作ったデータなのでオリジナルに比べるとどうしても微妙な出来になりますね。これはしょうがない。

Blenderでパーツを切ったり貼ったりしてパーツを作って、アーマチュア(ボーン)をいれて(1)
メッシュの形を整えてから、ClipStudioでテクスチャの色塗り(2)
Unityに取り込んで、シェーダーを入れ替え。(3)
アニメーションクリップを割りつけて動かした。コリジョン判定していない段階だからスカートを脚が貫通してる!

このあと最終章で、衝突判定とスカートの揺れものの設定いれたんだけど、一回だけ再生に成功したあとまた貫通したまま動いているので設定がおかしいのでしょう(むずかしいなー)。

教本を手に取って一から作ってみたら、「なるほどすごい手間がかかるんだ」ということが改めて実感できましたが、将来的にはそれこそ3Dモデルを集中的に学習したAIがぽんぽんデータを吐き出すようになるんでしょうかね。簡単に誰でも自分好みのアバターを作れるようになる一方、苦労して作ったんだぞこのモデルはという実感もなくなるので、そうなるとなんだか少しさみしい気もしますね。

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