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「木洩れ日に泳ぐ魚」を読んだ感想

恩田陸(著)

 ストーリーは男女の別れ話なんですが、一応ミステリーのジャンルに入れていいのかな。もうすっかり荷造りを済ませて明日はお互い別々の道に進むという主人公の男女が、最後の夜をお互いの過去を独白してゆくというストーリー展開になっています。

 かなり独特なスタイルなので結構好みが分かれるかも。アマゾンレビューの評価が割れてて、2.5点しかないというのもこの辺が影響しているのかもしれませんね。

 私はこの作品好きな方です。初夏の頃、本格的な夏が始まる前の時期という設定も好きです。ミステリーとして読んだというよりは夢物語や怪談のような…。謎がどうこうのというより、主人公たちの揺れ動く気持ちや心理的駆け引きを楽しみました。うん、やっぱりミステリーというか別れ話なんでしょうね。感覚的に合います。

★★★★…4点(好き)

「ドアを開けたら」を読んだ感想

大崎梢(著)

ライト感覚のミステリーといった感じでしょうか。冴えない失業中の中年男性の主人公が、偶然知人男性の遺体を見つけてしまってというところから始まるミステリー。読みやすいと思います。大崎本の中ではなんとなく、前に感想を書いた埋蔵金を探すミステリーの系譜に近いような気がしました。中盤まではのほほんとストーリーが展開しますが、最後の方になると一気に急展開するという感じです。

★★★(+0.5★)…3.5点

誘拐遊戯 を読んだ感想

 ごく最近でた本です。本屋さんに平積みされていたので買って読みました。

 話の展開はとても良く、どんどん読み進めていけますので早ければ一日で読めちゃいます。ただ結末は賛否両論かなぁと。結末は意外性があるんですが、動機にリアリティが乏しくてなかなか共感しにくいかもしれません。

★★★…三点

Newtonライト『三角関数のきほん』 (ニュートンムック)

お盆後半は、町の本屋さんでなんかイラストのネタになるものでもないかなーと雑誌を拾い読みしてる時に、手にしたこの本。

大人になって随分立ちますので、高校生の頃一年程度やった基礎解析の内容なんて、大体忘れちゃってるもんなんですよね普通は。でも、座標系を扱うプログラムやラジオなんかの電子工作やってると、結構この三角関数の公式なんか出てきますので、やっぱり理屈ぐらいは理解しておきたい。でも今更教科書なんてみるのもヤダというときに、便利な本です。

薄いし、なるだけ簡単に説明してくれるし、どうしてこうゆうものが出来たのか由来もちゃんと記述してある(これ重要。大人になると理屈っぽくなって公式だけいきなり暗記するとかいうのが難しくなる)。といった点でいいかも。

WordPress AMP対応 モダンWeb制作 レッスンブック

エビスコム (著)

お盆の前半は、読むだけ読んで打ち込みが出来てなかった本書をぽちぽちやっておりました。AMPページを書き出し、Googleのサーバーキャッシュに登録してもらってWordPressの高速化を図ろうという趣旨の本です。

本自体には好感を持ちました。親切丁寧に解説してくださっているので、わかり易かったです。予め用意されているテンプレートをダウンロードして、チュートリアルに従って作り変えていけばいいだけです。

色々興味深い内容でしたが、AMPで作られたコンテンツが、果たして今後今あるhtmlと入れ替わるほどの勢力になるのかは?なので、エポックとして気に留めておくぐらいで今のところはいいのかも??

やがて海へと届く

 

やがて海へと届く
彩瀬 まる (著)

 

ストーリーを簡単にまとめると、

 

震災によって、行方不明になってしまった親友の事をずっと思い続けている主人公真奈。そして、あの世とこの世の境をさまよい続ける親友すみれ。
物語は二人の話し手を入れ替えながらこの世の話と境の世界の話が並行して進む。それぞれの置かれた世界で二人は散々悩んだり苦しんだりしたはてに、それぞれの結論を出す。そして最後に二人は再会し話は完結する。

 

と、いった感じになってました。

 

時間とともに変わりゆく人の心の移り変わりを追った繊細な小説といえばいいんでしょうか。あんまり読まないタイプの小説だったので面白かったです。
別離の原因となった「大津波」と生命が発生し帰ってゆく「海」。この2つをタイトルにかけてあるんでしょうか。

 

★★★★☆ 面白かった。4点。

 

以下は、ストーリーの結末に少し触れている感想なので。

(さらに…)

Excel VBAでクローリング&スクレイピング

 

Excel VBAでクローリング&スクレイピング
五十嵐 貴之 (著)

 

ソシム社から出ているExcel VBA の本。打ち込みはまだしていませんが、読み終わりました。読んでみた感想ですが、この本は以前レビューで書いた「ExcelVBAでIEを思いのままに操作するプログラミング術」と比べると、「思いのまま…」がieを介して取得したhtmlをどうExcelVBAで加工していくかを掘り下げていくスタンスをとっているのに対して、

 

この本では、htmlに限らず色々な形式のデータを取得できるよ(XML,PDF,JSON,WORD)ということを強調しており、また取得したデータ加工の例として、6章目にスクレイピング(分析)として、インターネットから取得した内容を自動解析して自動要約を成果物として出力するようなことをやっています。

 

個人的には、最終章でクラス機能を使ったクローリングのサンプルプログラムを見せてくれているのがとても良かったです。

 

ExcelVBAの開発ツールのクラス機能まで踏み込んでプログラムを作っている本というのは、意外と見たことないような気がするので、そこに興味を持ちました(EXcelVBAのクラスってC#っぽい印象でした)。

 

★★★★☆…4点

[2019.06.10 以降]
★★★☆☆…3点 (減点の理由は追記分にて)

 

スクレイピング(分析)の例として6章で作った成果物としての要約文が、なんというかこれは一体どう使えばいいのかという感じなので4点です。

(さらに…)

六月の輝き

 

六月の輝き (集英社文庫)
乾 ルカ (著)

 

今年初めての読書レビューになります。初めて読む作者さんの本です。図書館でパラパラめくってなんとなく惹かれるものがあったので借りて読んでみました。

 

ストーリーは二人の女の子の友情と別れの物語なのですが、
(アマゾンレビューにもありましたが)ストーリーや世界観はきれいなのですが結末が寂しい。厳しい孤独というか。主人公は強く若いからいずれ春の訪れがあるのかもしれないかもしれないけど、読後には、寂しさばかりが残りました。

 

★★★★☆ 単純なハッピーエンドではない。ほろ苦い結末とか好きな人にはむいいかも。

感応連鎖を読んだ感想

 

感応連鎖 朝倉かすみ (著)

 

図書館で手にとった初めて読む作家さんの本。

 

あらすじは、アマゾンレビューなどを参考にしてもらうとして、読んだ感想。

 

こうゆう感覚の本はこれまで読んだことないから、どう言っていいのか…。女の人の内面心理・感覚を描いたものなのか。女でも特例なのか…。男である自分にはどうにも正直よくわかんないなーというのが正直な感想でした。ちょっと男の読者にはどうかな。男でこの感覚にこれに共鳴できる人って相当変わり者のような気もします。

「Puppeteer入門 スクレイピング+Web操作自動処理プログラミング」を読んだ感想

 

Puppeteer入門 スクレイピング+Web操作自動処理プログラミング
ヴェネチア冒険團 (著), 美崎 薫 (著), 小原 亮一 (著), 酒井 一成 (著)

 

最近興味があるジャンルなので、買って読みました。ちなみに本は最後まで読み終わっていますが、スクリプトは最初の一個「google窓を開く」までしかまだやっていない状態で感想を書いています。

 

四章から七章までの実例部分はどうやってコードを書いていけばいいのかの参考になるので良いと思います(コードは、ある程度パターン化されていて、各例とも一ページとか長くても二、三ページでまとまっているので読みやすいです)。八章はどうかな。テストについてまで関心のある読者ってそんなにいるのかなと思いました。また、二章の開発環境周りの説明はどうも自分には分かりにくく、テストスクリプトを動すに至らなかったので、改めてネットで検索した他の人のやり方に従って実行環境を整理し、添付されていた最初のスクリプトを動かせたという次第です。

 

評価としては、微妙なところ。なんというか使い方次第で使えそうな気もするけど、用例をどう自分のニーズに適用したらいいんだろうというところがピンと来なかったです。excel vba を使って既に似たようなことをやっているので、excel vba ではまだやったことない(見たこと無い)「ウェブサイトに配置されている色々なボタンを自動で押したりする操作」でなにか新しい事ができたらいいなーと期待してこの本買ったのですが、どうもモヤモヤしています。むしろexcel vba で自動でボタンクリックする方法を一度調べた方がいいのかなぁ??とも思ったりしました。