
偶然にして最悪の邂逅
意識が戻るとあの日から三十八年も経ち、時代は昭和から令和へと移り変わっていた。なぜ自分はこの穴でひっそりと殺害され、どうしていま幽霊として目覚めたのか? トリッキーな謎解きで読者を魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」など、過去と現在が交差しなが...
短編ミステリー集でした。ただ謎解きではあるけど、事件や出来事にたいしてどうしてこうなったのかのプロセスを楽しむようなスタイルをとっています。ちっょと趣向が変わっているという印象でした。読みやすい。あと星新一のショートショートっぽいような雰囲気も感じました。
評価 星3~4つ。
最後の章の話に関しては、作者によって読者に与えられた前提設定が大きく動いてしまうので今でも「つまりどうゆうこと?」な感じです。読後感はあんまりすっきりしないなぁ。

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