怪物(福田 和代著)を読んだ感想

怪物 (集英社文庫)
〈死〉の匂いを感じる力を持つ刑事、香西。定年間近の彼は失踪者の足取りを追いかけ、やがてゴミ処理施設の研究者、真崎に行きつく──。正義と悪が織り成す衝撃の結末とは!?(解説/三橋曉)

 ざっくりあらすじを。刑事の香西は、事件のあった現場で「死」のにおいをかぐことが出来る異能の持ち主。退職までの暇つぶしと取り組んだ失踪事件を追っているうちに、死体を完全に消滅させることができるとある生ごみ処理施設との関係について気付き、それを調べていくのだが・・・。といった感じでストーリーが進みます。

 ストーリー展開は上手で、ずいずいと読者をエスコートしてくれます。物語の半分ぐらいのところで急展開し、物語は思わぬ方向へ。結末に皆さんは納得いくでしょうか?

 読んでる途中でいくつかの結末候補を予想していましたが、そのうちのひとつでした。アマゾンの評価でいまいちなのは、別の結末を期待していたひとも結構多かったのはというところでしょうか。

星・・・四つ。★★★★。展開は面白い。結末は評価が割れそう。

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