ダークミステリーの範疇に入るのかな。なかなか面白かったです。
大まかなあらすじですが、本庄署の刑事さんの視点で自殺した部下の事件を追っていく章と、西川口の焼き肉屋で働いてる養護施設出身の青年の視点とで基本話が進んでいきます。この焼き肉屋の方に、謎の美女が転がり込んできてから、二つのストーリーが結びついて、ちょっと意外な結末を迎えるという話になっています。
タイトルもストーリーと関係があるんですね。
北関東と警察と移民と福祉養護施設とか、前読んだ「金魚鉢の夏」でも出てきましたが、その他の作品でもでてくるのかな。
組織に属する人の論理と、組織の制約から自由な人との対比がおもしろかったです。結構テーマが深いのかも。
星4つ…なかなか面白い。
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