屍人荘の殺人 今村昌弘(著) を読んだ感想

新刊の「兇人邸の殺人」がでてますが、本作はその一作目にあたるものです。2019年に映画化もされた作品ですね。

密室もののミステリーで、連続殺人事件が…というのは定番のような気がしますが、そのシチュエーションが突飛もないのがやっぱり魅力かな。舞台となるペンションがゾンビに囲まれて外に脱出できない設定というのは、まず無いでしょう。時間が経つにつれて、ゾンビがどんどん迫ってくる。一方、ペンション内では連続殺人事件が続くという追い詰められていく感じは、読んでて楽しいものでした。

星は、★★★★☆ で、四つ。

以下はちょっとストーリー詳細に踏み込んでしまうので、本を読むつもりの人はスキップしてください。

ゾンビの事件がメインストーリーとは基本的に無関係というのが、いい事なのか悪い事なのか読んだ後引っかかっています。

明智先輩あっさり死にすぎ。潔いですけど、キャラクター設定がしっかりしているので、なんかもったいないかも。

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