たのしい2Dゲームの作り方 Unityではじめるゲーム開発入門 STUDIO SHIN (著) を読んだ感想

Unityの初級本という位置づけで、チュートリアルに従ってプログラムを作成すると、マリオ風の横スクロールゲームやイースとかブランデッシュ(懐かしい)を思い出させるような縦スクロールのRPGゲームが出来上がります。

良本だと思います。ひよこ本とかネジ子本とか読んだ後やるといい感じかも。

Unityのチュートリアル本を何冊か読んでいて、C#の基本的なルールの理解は出来ているなら、分かり易い本だと思います。こうやってシーン上になにそれを管理するクラスを配置して管理するんだよとか、シーンをまたぐパラメータの管理はこうやるんだよといったことが、分かり易く説明されているのがいいところかな。static変数やstatic関数の配置や呼び出し方とか、シングルトンの例とかがプログラム中に実際組み込まれて使われているのでそのへんも良かったでした。

400ページで、量的には平均かなと思いますが、後半では、この部分は前半で説明済みですのでそちらを参考にして、ここは設定しておいてくださいというのが結構ありますので、実質は500ページぐらいの内容じゃないでしょうか。読む分にはスムーズにいくのですが、これを打ち込みして動作確認をひとつひとつしていくと、結構時間が掛かります(掛かりました)。

ちょこちょこ誤植が本にありました。サンプルコードがダウンロードできるので、手っ取り早くソースコードの方を確認すればそれはそれで解決なのでしょうが、折角なのでログを出力したり、ここまでの筆者の理屈の進め方からここは、このメソッドの方を使いたかったんじゃないかなとか考えてバグ取りやったりしてましたので、いい勉強にはなりましたがおかげで思った以上に時間がかかりましたね。

使っているメソッドの数も少ないし、画像もちょっと加工すればいい程度に整理して用意してくれているので、要点理解に集中できるのが本書のいいところでしょう。でも、まるきり初心者向けの本では無いとも思いました。

★★★★☆~★5つ 良本であることは確か。

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