サスペンス

いつもの日記

悪いうさぎ(若竹 七海 著)を読んだ感想

まずはあらすじからざっと。表紙のイラストはなんかハートフルストーリーっぽい感じですが、違います。立派なサスペンスでした。 主人公は、調査会社の30歳ぐらいの女性調査員「葉村晶」。家出少女を連れ戻すところから物語は始まり、その家出少女繋がりで...
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わたしが消える(佐野広実 著)を読んだ感想

まずはあらすじから。主人公は、20年前にとある事情で警察を辞めて現在はマンションの管理人をしている男性。物語冒頭医者から認知症の疑いがあると宣告され、娘にその事実を告げようか悩んでいるというところから物語は始まります。そんな折り、福祉施設で...
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水底フェスタ(辻村 深月著)を読んだ感想

さて、「傲慢と善良」より面白かったと言いたいもう一つの辻村作品の方の感想です。 さっくりあらすじを。 舞台は信州の寒村。音楽フェスタを地元に呼び込むことでてこ入れに成功したそんな村の村長の息子であり進学校に通う高校生の涌谷広海が、フェスタ会...
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ライオンの冬(沢木 冬吾著)を読んだ感想

まず、ざっとあらすじを。太平洋岸の東北の山奥にひっそりと住む猟師の伊沢吾郎と、家庭の問題で吾郎の元に身を寄せている孫娘結。それと近くに住む吾郎の元戦友の猫田爺。猟をしながら、慎ましいながらも楽しい日々を送っている三人の元に、研究目的で山に入...
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冷たい檻(伊岡 瞬 著)を読んだ感想

簡単にまずあらすじを。内密に公安に所属する交番勤務の警官が行方不明になった。複雑な利権がらみの調査を専門とする調査官樋口透吾は、事件の背景を探るため単身北陸の寒村に乗り込む。そこでとある複合福祉施設に行きついて、施設に隠された秘密を解き明か...
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黒い家

黒い家 貴志 祐介 (著) サイコパスとの対決ものの初期の貴志作品。悪の教典とかに後に通じるものがあるような感じがします。 サスペンスに属する本でしょう。保険金詐欺をめぐって常識の通じない相手とやり取りをしなければならない主人公のジレンマと...
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時限病棟

時限病棟 知念 実希人 (著) 仮面病棟に続く作品。舞台は意外でしたが、前作と同じ病院です。前作よりも一層脱出ゲームっぽい仕立てになっています。但し、前作から数年経過しているし、主人公もストーリー展開も前作とはだいぶ違っています。舞台枠だけ...
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仮面病棟

仮面病棟 知念 実希人 (著) 死神シリーズの他のシリーズも読んでみたかったので、今回はこの本を読んでみました。 病院での当直バイトをしていた主人公の外科医が、突然乱入してきたピエロの格好をした強盗に自身が負傷させた若い女の治療を強要されて...