キツネ狩り(寺嶌曜 著)を読んだ感想

キツネ狩り
キツネ狩り

 これもざっくりあらすじを。刑事ものです。主人公は過去の交通事故で許嫁を亡くした女性警官の尾崎冴子。事故の際、右目を失明するがその時、特定の過去のビジョンを見ることができる特殊能力を授かる。やがてその特殊能力を駆使して、連続シリアルキラーを追うことに…。

 結構、ぶっ飛んだ設定と思いました。だって過去の犯罪現場をみることができるんですから。ただそこを逆手にとって犯人(変幻自在で巧妙な存在なのでキツネというあだ名がついてる)のビジョンははっきり見えるのだけど、当座は似顔絵しか手掛かりが無いところから、犯人を追い詰めていくところが本作の面白いところだと思いました。だから題名がキツネ狩りなのかと。

 途中展開は面白いので、犯人にもっと魅力があれば尚良かったかも。

★四つ。刑事ものにつきものの追跡部分が軽快。

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