君といた日の続き(辻堂ゆめ 著)

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ハートフルストーリーですね。ちょっとミステリー要素も含んでいて謎解きもありました。

ざっくりあらすじを書きますと、難病で幼い一人娘を失ってすっかり生きる希望を失ってしまった中年主人公が、一人やもめの生活を送っていたある雨の日、雨に濡れているのに道端でうずくまっている亡き娘と同じくらいの女の子を放っておけなくて声をかけたところから物語は始まります。昭和レトロな服装と名前しか覚えていないという「ちぃ子」という少女と会話するうちに物語の早い段階で、どうも過去からタイムスリップ(昨日紹介した本はタイムリープだった!今度はタイムスリップ)してきたらしいということが分かります。ちぃ子に元の世界に戻れるまで(多分この夏の間には戻れるらしい)ここにおいてくれと頼まれ、亡き娘の姿とちぃ子とを重ね、娘にしてやれなかったことをこの夏にちぃ子とすることで供養になればという思いで、ちぃ子と思い出作りの夏をおくるというストーリーになってます。

昭和レトロな話や父と娘のまったりハートフルストーリーなのでそれを楽しめばいいのですが、謎解き部分もあるのでラストで「あーなるほど」と思わせるような結末になっていました。

星は4つ半。★★★★☆彡

謎解きありのハートフルストーリーというところがインパクトあり。

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