備忘録 「ラズパイ5対応 カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作」をPi 3A+でやって気付いたこととか

Amazon.co.jp

この備忘録では、技術評論社から2024年10月に発売になったラズベリーパイ5対応版「Raspberry Piで学ぶ電子工作」の内容を、Pi 3A+で作ってみた時の事を書き留めました。

本ではPi4以降を推奨しますと書いてありますが、一応3A+やZero系でも動きますと書いてあったので手持ちの3A+でやってみました。

というのも何年か前にソーテック社の「これ一冊でできる ラズベリーパイ超入門」という本を手に取って以来、Pi 3A+を押し入れの中にしまったままでなんとももったいないことをしていたので、これを活用できないかなと思ったのがきっかけでした。

今回流用できるパーツは流用してなるべく費用を抑えたいなと考えていたので、本体とカメラ、モバイルバッテリー、車体(アルディーノで作った自走ロボのを解体して使いまわす)、は使えるものを使い、本書の中で指定されている電子部品の主要な部品だけは追加購入しました(主にセンサー類)。追加出費は3500円ぐらい。

OSも以前いれたものが入っていたので、そのまま開始。Lチカから始めて、順調だったのですが5章の6のカメラのところで躓きました。後から分かったことでしたが、OSが古いのと、カメラ周りのライブラリ周りが大きく変わっていたので、OSを32bit版bullseyeにして、またカメラのライブラリを本書の補足ページ(Web)

[旧版]ラズパイ4対応 カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作: 本書の演習を picamera2 (libcamera) で実行する方法

[新版]カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 補足情報: カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 補足情報トップ

にある補足に従って入れ替えて後にクリア(10章のタンクのところで一緒に解決)しました。

3A+でも、9章まではできました。ターミナル、エディタ、開発ツールをいじっている分は操作に支障が出たりはしませんが、ブラウザーを開くとダメですね。重い。

余談[1] なんというか、例えばラズパイの各バージョンにどんなモバイルバッテリーを用意すればいいのかとか、細かいところまでを丁寧に解説してくれているところがいいところだと思いました。親切な本ですね。

余談[2] FastAPIに関して。軽いWebサーバーにはこういった利用方法があるんだなぁと今回思いました。成程。

カメラの問題を保留したまま10章のカメラ付きタンクの製作に入りましたが、Webサーバーを建てることは出来ても、10.4のストリーマーのところでまた躓きました。サーバーアプリにアクセスは出来ても、動画は表示されません。ここで色々調べて上記のWeb補足ページに行きついてこの問題もクリアしたんですが、本の文中にはPi4以降を推奨しているからか、特にこういった問題が出た場合は、このアドレスを見て欲しいといった記述は見当たらなかったと記憶しています。

また、10章の3のLCDにIPアドレスを表示させるところは、3A+では、遅延を15秒に修正することで表示できました。

補足ページの内容を適用することで、10章の4まではいけるんですが、最後の最後10章の5、サーボーモーターのところだけ、ラズパイの3A+ではそのままでは動きませんでした。個別では、9章の7のサーボー動くんですが、デーモンのサービスに登録すると反応しない。これは補足ページには載っていなかったですが、参考サイトのsystemdサービス起動時の遅延時間設定 – Blowing in the windにあるように、待機時間を30秒追加することで、Pi3A+でも、サーボモーターも反応する様になりました。

3A+は色々ゆっくりにしてあげないといけないらしいみたいです。

カメラからの映像に関してもデータがあらかじめ軽量化されている分、タブレット端末で見てても大丈夫な感じでした。

完成したもの(二段目にモバイルバッテリー。三段目にカメラとミニブレッドボード・ラズパイ3A+)

コメント

タイトルとURLをコピーしました