江ノ島西浦写真館(三上 延 著)を読んだ感想

江ノ島西浦写真館
『ビブリア古書堂の事件手帖』の著者が描く、少しビターな青春ミステリ! 百年間営業を続けた「江ノ島西浦写真館」は、館主の死により幕を閉じた。 祖母の遺品整理のため写真館を訪れた桂木繭は、注文したまま誰も受け取りに来ない、「未渡し写真」の束を見つける。 繭は写真の謎を解き、注文主に返していくが――。

 祖母の遺品整理の為、主人公桂木繭は江の島にある西浦写真館に出向く。未返却の写真をめぐって話が始まり、謎めいた青年の登場。繭の秘密にしていた過去を解き明かしていく展開に。

 ミステリーというより、人のこころの在り方といったところに焦点をあてている気がしました。主人公「繭」が体験したような事って、本を読んでる読者の誰かしらも、大なり小なり似たようなほろ苦い失敗をやらかしているのではと思ったり。今の本来の自分と過去の偽りの自分。過去の挫折をどう乗り越えていくのかという葛藤を丁寧に書いているところが、この本の魅力だと思いました。

★★★☆☆…星三つ半

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