マツリカ・マハリタ 相沢 沙呼(著)を読んだ感想

このあいだ読んだ「マツリカ・マジョルカ」の続き。前作と同じくマツリカさんに引き続きこきつかわれる柴犬こと柴山。学年があがって今作では二年生になっています。でもやっぱり弱気でウジウジしているところはあんまり変わっていないです。物語の誘導役なんですが、このキャラに没入はできないなー。

ストーリーは前作とおんなじ。柴犬が持ってくる学校ミステリーをマツリカが解いて、柴犬が持ち帰って解決。個々の学校ミステリーより一番のミステリーは、マツリカさんが何者かが分からないところでしょう。前作より一層ミステリアスな存在になっているところが一番面白かったでした。

新作の「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の翡翠みたいに、ミステリアス(性格悪い)な主人公(ほんとに性格悪いのかがまた思わせぶりなとこも似てる)に道化役の男性キャラクターが翻弄される描写がうまいと思いました。

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