ミステリー

いつもの日記

仮面の君に告ぐ(横関大 著)を読んだ感想

正体不明の殺人犯に突然殺されてしまった涌井和沙。ところが一週間経って森千鶴という別の意識不明の女性に転移して生き返ってしまう。そして腕には、まるでタイムリミットを示すように一日ずつ日が戻ってゆく腕時計。タイムリミットまでに真犯人を千鶴になっ...
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猿の悲しみ 樋口 有介(著)を読んだ感想

主人公は、弁護士事務所に勤める調査員のサエ。敏腕で賢く力も強いスーパーウーマンなのだが、過去に過失致死罪を抱えるシングルマザーで、一人息子を溺愛する弱みと人間味を感じさせる人柄。 あらすじをざっと解説すると、おやじと呼んでいる雇い主の弁護士...
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マツリカ・マトリョシカ(相沢沙呼 著)を読んだ感想

マツリカさんシリーズの三作目。柴犬の学年が上がってこれで最後かなと思っていたけど、違いました。二年生のまんまで学園で起こるミステリーに今作も挑んでいますね。 ざっとしたあらすじは、相変わらずマツリカさんからの指令で学園七不思議の類を追ってい...
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さよならは明日の約束(西澤保彦 著)を読んだ感想

「夢の迷い路」の方を先に読んじゃいましたが、前作にあたる「さよならは明日の約束」も読みました。 やっぱりエミールの方がメインの主人公なのかな。一話目からの登場。エミールの人柄が丁寧に描写されていて、読んでいて楽しかったです。ユッキーは二話目...
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マツリカ・マハリタ 相沢 沙呼(著)を読んだ感想

このあいだ読んだ「マツリカ・マジョルカ」の続き。前作と同じくマツリカさんに引き続きこきつかわれる柴犬こと柴山。学年があがって今作では二年生になっています。でもやっぱり弱気でウジウジしているところはあんまり変わっていないです。物語の誘導役なん...
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夢の迷い路(西澤保彦 著)を読んだ感想

連作の後の作品の方を先に読んじゃいました。ライトミステリーの範疇に入るのかな。 ちょっと趣味が変わっている主人公と主人公が恋心を抱いている本好きのクラスメイトの女子日柳永美ことエミールと身近に起きた事件を解いていくミステリー。 各章ごとにエ...
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マツリカ・マジョルカ(相沢沙呼 著)を読んだ感想

弱気でチェリーボーイな主人公の高校生柴山祐希と、謎めいて高飛車で女王様な美人の先輩女子高生マツリカさん。柴犬と呼ばれてあごでつかわれながらも学校で起こる事件をマツリカさんにもってきては解決してもらうというストーリー。 主人公の性格がひ弱すぎ...
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分かれ道ノストラダムス(深緑野分著)を読んだ感想

昨日の「この本を盗む者は」に続いて同じ著者さんの本をもう一冊続けて読んでみました。 この本は…「ミステリー」かな!? ボーイミーツガールなミステリーという印象でした。話自体はテンポよく進むので読みやすいんですが、導入部で思わせぶりに出てきた...
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「刑事さん、さようなら」(樋口 有介著)を読んだ感想

ダークミステリーの範疇に入るのかな。なかなか面白かったです。 大まかなあらすじですが、本庄署の刑事さんの視点で自殺した部下の事件を追っていく章と、西川口の焼き肉屋で働いてる養護施設出身の青年の視点とで基本話が進んでいきます。この焼き肉屋の方...
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「居酒屋「一服亭」の四季」(東川 篤哉 著)を読んだ感想

前作「純喫茶「一服堂」の四季」とか「探偵少女アリサの事件簿」の作者さんの本。 軽いミステリーかな。すごくノリが軽いですのでさくさく読めます。なかなかキャラの濃い主人公の安楽椅子さんでしたが、前作の最終章でいきなり時代が進んでしまったので、こ...