ファンタジー

いつもの日記

英雄の書(宮部みゆき 著)を読んだ感想

ざっとあらすじを。主人公である小学五年生の友理子は、冒頭から中学生の兄が学校で殺人事件を引き起こしたまま行方不明になるという事件に巻き込まれます。悲嘆にくれる家族だが、日頃から優しく正義感の強い兄にかぎってどうして?という思いが友理子にはあ...
いつもの日記

君といた日の続き(辻堂ゆめ 著)

ハートフルストーリーですね。ちょっとミステリー要素も含んでいて謎解きもありました。 ざっくりあらすじを書きますと、難病で幼い一人娘を失ってすっかり生きる希望を失ってしまった中年主人公が、一人やもめの生活を送っていたある雨の日、雨に濡れている...
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「かがみの孤城(辻村 深月著)」を読んだ感想

この春先まで劇場アニメになって公開もされていた本作の原作を読みました。著者の作品を読むのは実は初めてで、どんな感じなのかわからなかったのですが、面白かったです。  いじめを乗り越えるまでの葛藤がこの物語のメインストーリーなので重たい感じです...
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亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち(柏葉 幸子著)を読んだ感想

ちょっと変わったファンタジーもの。あらすじをざっくり書くと、バツイチ主人公朴木塔子は実家に出戻り中の身。居心地の悪い日を実家で過ごしていたのですが、ひらめちゃんとあだ名する百歳の親戚から遺産として住んでいた家を意味深な言葉と共に譲られます。...
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この本を盗む者は(深緑野分著)を読んだ感想

ミステリーかなぁと思って読んでみましたが、ファンタジーでした。 莫大な蔵書を誇る御倉館の跡取り娘の主人公の深冬は、大の本嫌い。そんな彼女がいやいやながらも、本を読むためだけに生まれてきたようなぐーたらな叔母のひるねの面倒をみるために御倉館に...
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パラダイスバード・クロニクル

パラダイスバード・クロニクル 佐藤明機(著) 本屋さんに注文しておいた佐藤先生の最新刊読みました。 佐藤ワールドの健在ぶりを確認できて、長年のファンとしてはうれしいかぎりです。 一回目を読み終えたあとちょっと不思議な余韻が残りました。最初「...
最近読んだ本

宵山万華鏡

宵山万華鏡 森見 登美彦 (著) ファンタジーかミステリーのどちらかに入るようなジャンルの本だと思います。現実世界と幻想世界が交じり合うの祇園祭のある一日を舞台に、宵山様の秘密にせまっていく群像劇といえば、なんとなく伝わるでしょうか? 好み...
いつもの日記

影王の都

影王の都 羽角 曜 (著) 本屋さんの新聞の書評に取り上げられた新刊の棚で見つけた本。久しぶりにファンタジーものを読みました。条件付きですが、面白かったです。しゃべる髑髏と旅をするというユニークさが気に入ったところで、結末も異存は無いのです...