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本バスめぐりん。

 

本バスめぐりん。
大崎 梢 (著)

 

昨日やっと読み終わりました。

 

主人公は、会社勤めをリタイアした元サラリーマン。これからどう第二の人生を生きていこうかとくすぶっていたところ運命のめぐり合わせで移動図書館バスめぐりん号の運転手を引き受けることに。親子ほども年齢の離れた同僚の相棒ウメちゃんに従いながら、地元の人たちと触れ合っていくうちに新たな生きがいを見つけて成長していくという物語。

 

ほのぼのとしたストーリー展開ですので、すごい展開や山場みたいなのはありません。

 

季節の移り変わりと本バスめぐりん号を通して(場所を変えて)関わった町の住人と影響し影響されてテルさんが(いい意味で)変わってゆく姿を描いています。時間と場所を一話ごとに変えて、主人公(と主人公の周りで関わってくる人)が変わってゆくスタイルの話の回し方は、前にとりあげた「横濱エトランゼ」や「よっつ屋根の下」ともよく似ていると思いました。

 

本が好きな人の為のいい本ですが、ちょっと押しが弱いかも。相棒のウメちゃんを初めてとして基本みないい人しか出てこないので、なにかどきどきワクワクするストーリー展開を求めている人にはちっょと物足りないかもしれません。大崎作品のファンならいいのですが、そうじゃないのならあっさりしすぎているという評価になるかもしれません。

 

★★★☆☆ 3点

よっつ屋根の下

 

よっつ屋根の下
大崎 梢 (著)

 

好きな作家さんの本なので、甘口評価になるのでしょうが書きますね。

 

家族愛についてのお話になります。四人家族の各人が各章の主人公になって、最初の章の主人公の長男が最終章をまとめるという形式になっています。各章の間に時間経過がある(次の章の開始が前の章の何年後とか…)ので、短編としての性格も感じられちょっとこのスタイルの本に似たものがすぐには思いつきません。

 

本の感想ですが、

 

よくあるパターンの結末ではありませんでした。

 

評価は別れるのかもしれません。型にはまっていても(万人受けするような)ハッピーエンドがよかったわぁという人もいれば、私みたいにこっちの方が現実的でいいんじゃないのと思う人もいるわけで…。結末から見れば本作は現実寄りな作品なのかと思います(時間経過という設定も外せないしね)。しかし、お母さんの選択がもう一つ別の選択であった場合は、よくあるパターンの結末になったのかもしれません。皆さんはどっちの結末を好むのでしょうか。

 

ここのところ大崎本は、みな手堅くまとまっていて豊作続き。次回作も引き続き読みたいです。

空色の小鳥

空色の小鳥
大崎梢 (著)

 

大崎梢さんの本になります。好きな作者さんの本なので甘くなりがちかもしれませんが、良かったです。ちなみにミステリーではありません。ハートフルストーリー(心温まる物語)です。

 

あらすじをあんまり書いちゃうとつまんなくなるので書きませんが、かいつまんで言うと、主人公と養子として引き取った女の子の成長物語が主題に思えました。作者が色々仕掛けを仕込んでいてくれているので、ストーリー展開に退屈することはまずないと思います。物語冒頭の主人公と終焉時の主人公の心の変化に、読んだ人は心温まるのではないでしょうか。

 

評価(4~5) ★★★★☆ または、★★★★★ ( ・ω・)