最近読んだ本

いつもの日記

マツリカ・マハリタ 相沢 沙呼(著)を読んだ感想

このあいだ読んだ「マツリカ・マジョルカ」の続き。前作と同じくマツリカさんに引き続きこきつかわれる柴犬こと柴山。学年があがって今作では二年生になっています。でもやっぱり弱気でウジウジしているところはあんまり変わっていないです。物語の誘導役なん...
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夢の迷い路(西澤保彦 著)を読んだ感想

連作の後の作品の方を先に読んじゃいました。ライトミステリーの範疇に入るのかな。 ちょっと趣味が変わっている主人公と主人公が恋心を抱いている本好きのクラスメイトの女子日柳永美ことエミールと身近に起きた事件を解いていくミステリー。 各章ごとにエ...
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マツリカ・マジョルカ(相沢沙呼 著)を読んだ感想

弱気でチェリーボーイな主人公の高校生柴山祐希と、謎めいて高飛車で女王様な美人の先輩女子高生マツリカさん。柴犬と呼ばれてあごでつかわれながらも学校で起こる事件をマツリカさんにもってきては解決してもらうというストーリー。 主人公の性格がひ弱すぎ...
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分かれ道ノストラダムス(深緑野分著)を読んだ感想

昨日の「この本を盗む者は」に続いて同じ著者さんの本をもう一冊続けて読んでみました。 この本は…「ミステリー」かな!? ボーイミーツガールなミステリーという印象でした。話自体はテンポよく進むので読みやすいんですが、導入部で思わせぶりに出てきた...
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この本を盗む者は(深緑野分著)を読んだ感想

ミステリーかなぁと思って読んでみましたが、ファンタジーでした。 莫大な蔵書を誇る御倉館の跡取り娘の主人公の深冬は、大の本嫌い。そんな彼女がいやいやながらも、本を読むためだけに生まれてきたようなぐーたらな叔母のひるねの面倒をみるために御倉館に...
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「刑事さん、さようなら」(樋口 有介著)を読んだ感想

ダークミステリーの範疇に入るのかな。なかなか面白かったです。 大まかなあらすじですが、本庄署の刑事さんの視点で自殺した部下の事件を追っていく章と、西川口の焼き肉屋で働いてる養護施設出身の青年の視点とで基本話が進んでいきます。この焼き肉屋の方...
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「居酒屋「一服亭」の四季」(東川 篤哉 著)を読んだ感想

前作「純喫茶「一服堂」の四季」とか「探偵少女アリサの事件簿」の作者さんの本。 軽いミステリーかな。すごくノリが軽いですのでさくさく読めます。なかなかキャラの濃い主人公の安楽椅子さんでしたが、前作の最終章でいきなり時代が進んでしまったので、こ...
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プロメテウスの涙(乾 ルカ[著])を読んだ感想

ここのところ3人とも初めて読んだ作者の方ですが、この方のが一番面白かったです。 ストーリーは、心療内科・精神科医の北嶋涼子のもとにあや香という女の子を幼なじみが連れてきて、突然奇声をあげておかしな挙動をするので原因をさぐって欲しいというとこ...
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星空の16進数(逸木 裕 [著])を読んだ感想

感想ですが、読者をひきつける展開を最初からするので割とスイスイ読んでいけると思います。ストーリーは藍葉とみどりのパートが交互に入れ替わって同時進行していく構成になっています。藍葉に依頼されて藍葉の身に起きた過去の誘拐事件にいどむみどり。今の...
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金魚鉢の夏(樋口 有介 著)を読んだ感想

少し間が空きましたが、最近読んだ本の感想を。 今とは少しだけ歩んだ道が違う日本のとある生活保護者収容施設を舞台に起きた殺人事件。元刑事を主人公に施設に隠された謎を解き明かすミステリー。 感想ですが、中盤に入るまではゆっくり話が進みますので、...