最近読んだ本

いつもの日記

怪獣くん(るぅ1mm 著)を読んだ感想

素敵な絵柄で前から読んでみたいなーと思っていた作者さんの漫画買って読みました。クラス内のいじめというかちょっとしたすれ違いが元で起きやすい仲間外れの雰囲気がよく描かれていて、それを止めたい主人公の葛藤がストレートに描かれていてなかなか爽快で...
いつもの日記

事件は終わった(降田 天著)を読んだ感想

こちらもざっとあらすじを。序章というところで地下鉄無差別殺人事件が発生します。その事件はそこであっさり解決するのですが、その後各章で、事件に関係した人達のアフターストーリーという形でオムニパス形式をとってそれぞれの物語が語られます。ミステリ...
いつもの日記

ライオンの冬(沢木 冬吾著)を読んだ感想

まず、ざっとあらすじを。太平洋岸の東北の山奥にひっそりと住む猟師の伊沢吾郎と、家庭の問題で吾郎の元に身を寄せている孫娘結。それと近くに住む吾郎の元戦友の猫田爺。猟をしながら、慎ましいながらも楽しい日々を送っている三人の元に、研究目的で山に入...
いつもの日記

invert II 覗き窓の死角(相沢 沙呼 著)を読んだ感想

やっと読み上げました。独立した二話で構成されいます。前半の「生者の言伝」は、なんかマツリカシリーズの柴犬君みたいな子が出てきて別シリーズとイメージが混ざってこの話に限っては、読むのに苦戦しました。また後半の「覗き窓の死角」は(こっちのほうが...
いつもの日記

傷痕のメッセージ(知念 実希人著)を読んだ感想

まず、ざっくりしたあらすじを。大学付属病院で外科医師を目指す水城千早は、病理診断を得意とする学生時代の同級生刀や紫織の指導を受けている身として登場しますが、紫織とは学生時代疎遠なうえ、今でもちょっととっつきにくい感じがしてストレスを感じてい...
いつもの日記

倒産続きの彼女(新川 帆立著)を読んだ感想

まずざっくりしたあらすじを。若手弁護士である「美馬玉子」は、「転職先の企業が必ず倒産してしまう女がいる」という奇妙な内部告発を調査をしてゆくのだが…。という感じでストーリーが始まります。 感想は、かっちりまとまっている感じ。もっとも、ここで...
いつもの日記

硝子の塔の殺人(知念 実希人 著)を読んだ感想

ざっくりしたあらすじを書いてから感想を。医療分野で画期的な発明をして財を成したとあるミステリー大好きな学者が、自身が渾身の思いを込めて建てた奇妙なガラスの塔型の館に、医者、刑事、名探偵、作家など、ミステリーに登場するような人々を招待して何か...
いつもの日記

擬傷の鳥はつかまらない(萩堂顕 著)を読んだ感想

まずざっとあらすじを。主人公は、歌舞伎町で偽造書類などを用立てして身分を隠して生活したい人たちを助けている半分裏稼業のサチという女性。ただ特殊なケースにおいては、もう一歩踏み込んで別世界に依頼者を送り届けることを行っている逃がし屋という一面...
いつもの日記

君といた日の続き(辻堂ゆめ 著)

ハートフルストーリーですね。ちょっとミステリー要素も含んでいて謎解きもありました。 ざっくりあらすじを書きますと、難病で幼い一人娘を失ってすっかり生きる希望を失ってしまった中年主人公が、一人やもめの生活を送っていたある雨の日、雨に濡れている...
いつもの日記

幻告(五十嵐律人 著)を読んだ感想

ちょっとSFがはいった裁判ものの本です。ざっとあらすじを書きますと、主人公は書記官という立場です。そして物語の冒頭で過去の裁判で自分の父親が実刑を受けていることが語られてます。しかし、その事を今まで隠しながら日々の仕事をしていたのですが、あ...